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○「ダヴィンチ・コード」

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション ミニクリプテックス付き

あ~まだ原作読み終わってないのに、我慢できなくて借りてしまいました~;


講演会のためパリを訪れていたハーヴァード大学教授のラングドン。
しかし突然、「捜査協力」の名目でフランス司法警察のファーシュ警部に呼ばれ、ルーブル美術館に連れ出される。
そこには館長のジャック・ソニエールが殺害され、異常な状況の現場が残されていた。
ラングドンは講演会の前に彼と会う約束をしていたので、容疑者にされていたのだ。
ところがそこに、ソニエールの孫娘で暗号解読官のソフィーが現れる。
ソフィーは現場の写真から祖父が自分だけに分かる暗号を残したことに気付き、窮地のラングドンを救って彼の協力を得ようと考えたのだが…。


うまくはしょってる部分もだいぶあるんですけど、やっぱり尺が足りなくてきゅうきゅうですね~。
かなりのシーンで、巻き戻して見直しました;
やはりこの作品を本気で楽しもうと思ったら原作を読んだほうがいいかもしれません。
原作も小説にしては素晴らしくテンポが良くて、つい夢中になって読みふけってしまいますよ。


キャスティングは、2人とも微妙にイメージと差がありました。
ラングドンは「リチャード・ギア似」という意味の記述があったのにトム・ハンクスってのはどういういきさつがあったのか、ちょっと興味があります(笑
オドレイ・トトゥは意外に似合ってて驚きました。
イメージではもっと背が高い女性を想像していたので、ぴったりというわけではありませんでしたが、これはこれでいいと思います。
トム・ハンクスも役者としては一流ですから、特に不満はありませんでした。

でも「紋章学会のトム・ハンクス」なんてアレンジはさすがにありませんでしたねぇ(^^;

オドレイ・トトゥは「アメリ」でしか知らないので、ちゃんと話している声を聞くのはこれが初めての経験でした。
すんごいキュートな声をしてました^^


「全編これ謎解き」と言っていいくらいの内容で、見る人を選ぶ作品かもしれません。
また、原作と比較して「色あせた」と感じる方がいてもおかしくない内容です。
しかし現に僕はいくつものシーンで鳥肌が立つのを感じました。
原作云々はとりあえず置いておいて、純粋に映画として楽しむ分には十分な出来だと思います。


ダヴィンチ・コード - allcinema ONLINE


上映時間 : 150分
製作国 : アメリカ
公開情報 : 劇場公開 (SPE)
初公開年月 : 2006/05/20
監 督 : ロン・ハワード
原 作 : ダン・ブラウン 『ダ・ヴィンチ・コード』(角川書店)
脚 本 : アキヴァ・ゴールズマン
出 演 : トム・ハンクス ロバート・ラングドン
     オドレイ・トトゥ ソフィー・ヌヴー
     イアン・マッケラン リー・ティービング
     アルフレッド・モリナ アリンガローサ司教
     ジャン・レノ ベズ・ファーシュ
     ポール・ベタニー シラス
     ユルゲン・プロフノウ ヴェルネ
     エチエンヌ・シコ コレ警部補
     ジャン=ピエール・マリエール ジャック・ソニエール

お知らせ

え~こちらのアメブロさんは迷惑TBに大変困ってるようで、

抜本的な対策をするまでの暫定的な処置として「TB拒否をデフォルト設定にする」という手に出られました;


基本的に開放して、自己責任で削除する方針の僕としては大変厄介な状態です。

あまり長引くようであれば、引越しなども考えなくてはいけないかもしれません。

ゾッとします…;


ともかくそういうことですので、僕の方としてもなるべくTB許可の処置をするようにしますので、

万が一TBが不許可の設定のままになっていた場合は、お手数ですがコメントなどでお知らせください。

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

カウントダウン・バトン!?

5011様発、白くじら様経由のウルトラCバトンです。

うひゃ~難しいぞこれは;


《ルール》
1、10から1までのそれぞれの数字に関連する映画でカウント・ダウンしてください。
2、映画のタイトル(原題でも可)もしくは映画の内容にそれぞれの数字が使われている。
3、10から1以外に印象に残ってる数字の映画を1本プラスして下さい。


はっきり言って自力では無理ですので、allcinemaさんのお世話になりました。
しかし検索してみれば、それなりにあるものなんですね。
びっくりしました。


それではカウントダウン開始!


10!:「椿三十郎」

東宝
椿三十郎


「『三十』だろ!」というツッコミが聞こえてきそうですが、大好きなのでこれに決定。
お歯黒のお母様がかなりいい味を出していて、「用心棒」よりこっちの方が好きです。


9!:「1999年の夏休み」

アニプレックス
1999年の夏休み


萩尾望都「トーマの心臓」を元に4人の少年の愛憎を描いた作品の筈なんですが、出演は全員女優さんという結構ヤバい作品です。
深津絵里さんが水原里絵の名前で出演してます。
役名は「則夫」…;


キスシーンなんかもありまして、よく見ると「なんかこのカット使ったの、わざとかな;」と思わせる問題な部分も。

秘密の花園感満載です♪


8!:「八甲田山」

M3エンタテインメント
八甲田山 特別愛蔵版


「今度会う時は…」
「雪の八甲田で!」
神田・徳島両大尉が男同士、心を通わせる様は見ていてアツいです!
秋吉久美子が可愛い~!


僕は、この作品を見ながら熱っついカレーを食べるのが大好きです( ̄ー ̄ エッヘン!


7!:「七人の侍」

東宝
七人の侍


これは文句なしです。

ってかこれ以外は選べませんよ~;
どしゃぶりの雨と泥沼の中を這っての戦闘は圧巻の一言。

何喋ってるかイマイチ分かりにくいのが難点ですけど

…音、直せないんでしょうかね~(T_T



6!:「レボリューション6」

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
レボリューション 6


なんでも邦画のリメイクだそうですね。
証拠隠滅のためにくだらない作戦を実行しているうちに友情を取り戻していく様が何とも面白かったです。
学生運動って、主張そのものよりも、仲間と一緒に戦うことに意義があるのかな。


5!:「江口寿史の寿五郎ショウ」

ポニーキャニオン
寿五郎ショウ


う~んOVAですね~;
反則ですね~;
でもallcinemaにあったしいいでしょう。
すげ~くだらなかったですが、江口寿史のファンなものでつい(^^;


小倉優子に特訓させて(←ここがポイント!)、

梶野望都をやらせて欲しい要望を、ここに表明します!


4!:「4人の食卓」

アミューズソフトエンタテインメント
4人の食卓


怖さはそれなりだったんですが、ストーリー的にもう一つ納得がいかなかった韓国ホラー作品です。
「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンが出演してます。

韓国映画は、物語にあからさまに矛盾がある作品が意外に多いですよね;

「シュリ」で、「温度に反応する爆弾」にタイマーが付いてたのにはズッコケました…(^^;


3!:「3人のゴースト」

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
3人のゴースト


これを見たのは高校生くらいだったでしょうか?
そんなに期待はしていなかったんですが、面白くてびっくりした覚えがあります。
ハートウォーミングでいい作品でした。


ビル・マーレーは出演作を選んでる、なんて話を当時聞いた覚えがあるんですが

その割には本数出てるんですよね(^^;


2!:「ソウ2」

ドニー・ウォールバーグ/SAW2(DTSエディション)
¥3,990
アサヒレコード



あはは、「パート2」です;
1作目より「2」の方が気に入る作品は、僕にとっては結構珍しいので入れてみました。


「3」は描写に問題があって内容が若干差し替えられたそうですが、さてその結果やいかに!

後で「完全版」が発売されて「元の方が良かった!」と言われるに100ガバス賭けます。



1!:「コーラスライン」

東北新社
コーラスライン


これは、単細胞の僕にしては珍しくひねりました。
テーマ曲のタイトルが「ONE」です。
このテーマ曲のシングルCDにカップリングで入っていた曲は黒人の方が歌っているんですが、こちらもかなりのインパクトでした;


パッケージは廉価版ですね(^^;


0!:「アフガン零年」

ビデオメーカー
アフガン零年


アフガンの現状を現地人の目から描いた貴重な作品です。
これを見ると、タリバンなどのイスラム原理主義カルトの主義主張は、同じイスラム教徒である彼らの目から見ても理不尽なんだということが良く分かります。



○印象に残った数字の作品
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
バック・トゥ・ザ・フューチャー


大好きなこの作品から「1.21ジゴワット」という数字をば^^
実はこの「ジゴワット」、実際の綴りは“gigawatt”で「ギガワット」なのですが、「J」の発音から始まる「ジゴワット」も正しい発音として辞書に併記されているのだそうです。
なんでも脚本担当の方が発音を聞いて脚本に“jigowatt”と書いてしまったので、台本を見た人の間で謎になっていたそうで。

「ギガワットの間違いかな」と単純に思ってたんですが、正確にはそういうことらしいです。
ドクが「1.21ジゴワット」と叫びながらうろたえて走り回るシーン、いいですよね^^


参考「スクリーンプレイ 」様



というわけで、かなりグダグダな部分もありますが、なんとかお題は消化しました;

もっと時間をかけて、作品の内容の細かいところから引っ張ってきたりすると面白いかもしれませんね^^

楽しんでいただけたら幸いです♪

○「ソウ2」

ドニー・ウォールバーグ/SAW2(DTSエディション)
¥3,990
アサヒレコード



う~む、ねこにゃさんのご推奨ということは…;
妙な汗を感じつつ、いよいよ待望の「ソウ2」でございます。
と、見る前はちょっと不安だったんですが、意外に面白いのでびっくり!
…ってねこにゃさんにかなり失礼なこと言ってますが(笑


今回は、前作のようにイライラするようなもったいぶり方はせず、いきなり刑事はジグソー本人とご対面ということになります。
非常にスピード感がある展開です。

当然、前作のような不条理感はやや薄れています.
しかし前作でああいう形で真相オチを見せてしまった以上、「猟奇犯が背後にいる」ことを伏線にすることはできません。
「なら、いっそ最初から猟奇物として勝負すべし」と監督が判断したのでしょう。

ハッタリでは最後までもちません。
前作は後半が明らかにトーンダウンだったこともあるので、これが正解だと思います。

ジグソー絡みの仕掛けが本シリーズのネタだとすれば、これ以上の作品は作れないと思います。


ところでジグソーの部屋にあるモニターには、囚われた刑事の息子や他の数名が映し出されています。
彼らが囚われている場所をジグソーから何とか訊き出さない限り、息子を含む数名は神経ガスによって2時間で死に至ります。
刑事はジグソーのうまい誘導にあえて流され、何とか解決の糸口を掴もうとしますが、のらりくらりと交わしながら一方的に自分の考えを語るジグソー。
目の前のモニターの向こうでは、徐々に追い詰められイラ立つ人々。
この辺りの演出が実に見事。
前作のあの間延びしたテンポがまるでウソのようです。


さて、依然、ジグソーの論理は破綻していて、まことに身勝手な論理で人を試すなどと言っては罠にかけて自己満足に浸っております。
まぁ変質者ですから、人格が破綻していたっていいんですが。

実は前日、主人公の刑事は息子とケンカ別れしておりました。

その別れ際に言い放った言葉を父親である刑事は悔いていて、今もこの息子の危機に自分を責めています。
ジグソーは、「それは息子が死ぬ危機に直面したから、そう思ったにすぎない」と批判します。


どこが悪いんじゃい。


ジグソーの理屈にはまるで筋が通ってません。
普通この手のサイコものは、犯人の言い分には何かしら一理があるものなのですが、このジグソーはつまり「何でもいいからとにかく生存本能を試したい」のであって、彼らが罪人だということはあまり関係が無いわけです。


まぁいいや、とにかくそんな身勝手な狂人ジグソーの餌食になった人々は、追い詰められたあげくに再び殺し合いを始めます。
ああ、その様子がモニターに映し出されて…。
もはや一刻の猶予もありません。
ついに主人公の刑事はキレて、ジグソーをボコボコにします。
この辺りの心理もなかなかいいとこ付いてきます。
こんな奴、たとえ刑事がやらなくても、僕が代わりにボコってやりたいくらいです。


そして最後に驚愕のオチ。

微妙に後付け設定っぽい感じもしますが…。


ともあれうまい。
おかわりキボン(もうすぐ「3」ですね)。


ソウ2 - goo映画


原 題 : SawⅡ
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
配 給 : アスミック・エース
監 督 : Darren Lynn Bousman ダーレン・リン・バウズマン
脚 本 : Darren Lynn Bousman ダーレン・リン・バウズマン
     Leigh Whannell リー・ワネル
出 演 : Donnie Wahlberg ドニー・ウォルバーグ (Eric Mathews)
     Shawnee Smith ショウニー・スミス (Amanda)
     Tobin Bell (Jigsaw)
     Franky G フランキー・ジー (Xavier)
     Glenn Plummer グレン・プラマー (Jonas)

○「イーオン・フラックス」

ジェネオン エンタテインメント
イーオン・フラックス スタンダード・エディション


西暦2011年、人類は新種のウィルスにより99%が死滅し、科学者が開発したワクチンのおかげでなんとか全滅を免れた。
生き残った500万人は汚染された外界から隔てられた「最後の都市・ブレーニャ」で安全かつ平和な生活を送るようになる。
しかし西暦2415年、ワクチン開発者・トレバーの子孫と科学者で構成された政府は秩序維持の名の下に圧政を敷いていた。
何らかの理由で政府が隠蔽する失踪事件が相次いでいたのだ。
そんな政府に強い疑いを抱く反政府組織“モニカン”は、最強戦士イーオン・フラックスに支配者トレヴァーの暗殺を命じ、政府の中枢である要塞へと送り込むのだった…。<イーオン・フラックス - allcinema より一部転載>


アジアの様式を意識しつつきちんと消化した独特の美的感覚。
中途半端にアジア的にするよりは、消化しきった上で別の物としてアレンジされている方が全然良いと思います。
これが可能だったのは、原作者が韓国人というのも影響しているのかもしれません。


また、所々インパクトのある視覚的演出の小技が光ります。
侵入者撃退用の装置は、例えば木の実の形をしたニードル・ガンだったり、芝生に見せかけた棘だったり。
あらかじめばら撒いておいて、口笛の音に反応して集まってくる玉状の爆薬も気が利いてました。
サーチライトに照らされる丸い窓にたたずむイーオン。
光は窓枠の片側だけを照らし、綺麗な半月を描きます。

随所にちりばめられた、美しい描写。


アクションは、序盤でトレヴァーのいる施設に侵入する所が良かった以外はこれと言って目立ったシーンは無いのですが、全体的に無難にこなしている感じで印象は悪くはありません。

何と言ってもシャーリーズ・セロンが背が高くて見栄えがするので、むしろこういうアクション作品も全然イケることが証明されました。


シャーリーズ・セロンは本当に美しいです(*^_^*
こんな綺麗な人がいていいのでしょうか…?
はぁ。


美とアクションとシャーリーズ・セロン。
これが全ての作品です。


イーオン・フラックス - allcinema ONLINE


上映時間 : 93分
製作国 : アメリカ
公開情報 : 劇場公開 (ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月 : 2006/03/11
監 督 : カリン・クサマ
脚 本 : フィル・ヘイ
     マット・マンフレディ
出 演 : シャーリーズ・セロン イーオン・フラックス
     マートン・ソーカス トレバー・グッドチャイルド
     ジョニー・リー・ミラー オーレン・グッドチャイルド
     アメリア・ワーナー ユーナ・フラックス
     ソフィー・オコネドー シサンドラ
     フランシス・マクドーマンド ハンドラー
     ピート・ポスルスウェイト キーパー

○「ポセイドン」

ワーナー・ホーム・ビデオ
ポセイドン

もう11月か…。

そろそろ今年何本見れるか概算が立つ頃だな。

今年のはちデミー賞候補もリストアップしておかないと。

それにしても時間が経つの早いな~;


え~、作品です。

1972年に製作された「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクとして、予算をちゃんとつぎ込んで製作されたのはこちらです。
「ポセイドン」と申しますと、古くはバビル2世などを思い出すわけですが…
まさに「おっさん性」を自覚する瞬間であります;


いかんいかん、気を取り直して感想です。
まずは序盤の見せ場、転覆シーン。
プールがひっくりかえる!
窓をいっせいに破って海水が雪崩れ込む!
もうこれはCGを使える今の映画の独壇場で、圧巻の一言。
いや、プールは本当にひっくりかえしてそうです。
超高温の空気に一瞬晒され、肺が焼けてしまうフラッシュ・ファイアーなども描かれていて、これもCGならではだと思います(予算をかければ普通の特撮でもできないことではないのでしょうが)。
迫力十分。
見ごたえ十分でお送りしております。


逃げている過程でも容赦なく水に襲われます。
CG・現物織り交ぜての水のオンパレードで、見ている方が息が詰まりそうでした。
gooさんの解説によれば使用した水は9万ガロンだそうです。
これは東京ドーム満員のお客さん全員に、一週間の間、1ℓを1本ずつ配れる量です。
牛乳の年間平均消費量に換算しますと、1人の人を実に4000年以上を賄える量です。
え?換算しなくていい?
了解です。


ストーリー的には、冒頭で船を襲う津波について背景の説明が一切無かった点など、視点は徹底して乗客目線で描かれています。

前作のようにしんみりと信仰心を漂わせたり、親子愛を取り戻したり、乗員と乗客の意見対立などなど、ドラマチックな演出は正直希薄ですね。
最後の最後まで徹底したアクションの連続で、見ていて本当にヘトヘトになるくらいです。
ただ、最後まで緊張感が持続したのは事実で、それを良しとするかどうかで意見は分かれそうですね。


僕はこういうのもありかと思います。
古いのは古いの、リメイクはリメイクで、それぞれ持ち味があるかと^^

まだ見てない人は、古い方も見てみてください~。
でもイメージが違うから、ファン層も違いそうだなぁ。


どうも暮れが差し迫ってくるとセンチな気分になっていけませんね。


ポセイドン - goo映画


製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
配 給 : ワーナー・ブラザース映画
監 督 : ウォルフガング・ペーターゼン
原 作 : ポール・ギャリコ
脚 本 : マーク・プロトセヴィッチ
出 演 : カート・ラッセル ロバート・ラムジー
     ジョシュ・ルーカス ディラン・ジョーンズ
     ジャシンダ・バレット マギー
     リチャード・ドレイファス リチャード・ネルソン
     ジミー・ベネット コナー
     エミー・ロッサム ジェニファー・ラムジー
     マイク・ヴォーゲル クリスチャン
     ミア・マエストロ エレナ
     アンドレ・ブラウアー ブラッドフォード船長
     ケヴィン・ディロン ラッキー・ラリー
     フレディ・ロドリゲス マルコ・バレンタイン
     カーク・B・R・ウォーラー レイノルズ
     ステイシー・ファーガソン グロリア
     ケリー・マクネア エミリー

×「ポセイドンアドベンチャー」

日活
ポセイドン・アドベンチャー


日活から今年の6月にDVDがリリースされたリメイク版です。
「ポセイドン」とは違いますのでご注意を。
ちなみに僕は見終わるまで勘違いしていましたが…;
いや、やけにTVで放送されるの早いなとは思ったんですが。


今風にアレンジされている部分と言えば、最も印象に残ったのは、船が転覆するのはテロリストの仕業だということ。
しかしこのテロリスト、「単なる犯人」でして、まるでストーリーに関わってきません。
まぁ確かにテロリスト達の悲劇なんて「ポセイドン」とはまるで関係ありませんけど…ってそんなら出すなよ!


あと一つ、これは触れておかなければなりません。
それは、ホールを抜け出した一行が、下の方が火の海になっているなか、鉄のハシゴみたいなものの上を渡るシーン。
煉獄の炎にさんざん炙られてるハシゴは全然熱くないのか靴も無事だし素手で触ったりしてます。
しかも、途中ハシゴの片側が外れて大ピンチ!という場面があるのですが、ハシゴのぶら下がっている側の端っこに、ハシゴをぶら下げるための蝶番(ちょうつがい)が映っていたのを僕は見逃しませんでした。
いや、見逃すも何もあれに気付かない人はかなり少ないのでは…;
USJのアトラクションか何かですか?これは。
いや~、この場面カットしなくていいのでしょうか…。
他人事ながら心配になります。


え~そんなわけで、「ポセイドン」に辛口批評をぶつけている方、まずこの作品をご覧ください。
多少印象が変わると思いますよ(笑


ポセイドン・アドベンチャー - 日活.com


監 督 : ジョン・パッチ『イントレピッド゙』『タイカス』
出 演 : アダム・ボールドウィン『フルメタル・ジャケット』
     ルトガー・ハウアー『バットマンビギンズ』
     ピーター・ウェラー『ロボコップ』

△「容疑者 室井慎次」

ポニーキャニオン
容疑者 室井慎次


…というわけで、全部タダで借りてホクホクしていたら、全部TVで放送されたわけで。
まぁCMは入りませんから(←ちょっと悔しい)。


さて、この「室井慎次」。
技術的な部分は、僕はよく分らないので何とも言えません。
ただ大きなミスは無いように思います。
にも関わらず、見た後に残るこの大きなモヤモヤ感は何なんでしょう?

考えるに、やはりストーリー内容でしょうか。


力を持った人間、権力構造の中で発生する無意識の暴力。
「ハラスメント」あるいは「いじめ」など、色々な形で問題化しています
このテーマは良かったんですが。

ただ、この問題について、正しい姿勢を自ら示して見せた室井がこういう形で失脚するのはストーリーの意味的にどうなんでしょうか…?
「現実はそんなに甘くないよ」ってことなのでしょうか?
でも彼には警察上層部の浄化という大きな仕事がありますよね。


彼は自分が恋人を追い詰めてしまったと自責します。
確かにそういう面もあるでしょう。
でも…本当にこれでいいんでしょうか…?


「真実を明らかにしたい」
「警察にいてはそれができない」


真実を追い求めた結果解任されるなら、それもやむなしといった所でしょうか。
でもそれは、「警察上層部の浄化」よりも価値がある仕事なのでしょうか?


この物語が、暗に「必要悪」を認める形になってるような気がしてなりません。
「踊る~」シリーズには「必要悪」という言葉を認めて欲しくなかったんですが…。


「容疑者 室井慎次」 - goo映画


製作年 : 2005年
製作国 : 日本
配 給 : 東宝
監 督 : 君塚良一 キミヅカリョウイチ
脚 本 : 君塚良一 キミヅカリョウイチ
出 演 : 柳葉敏郎 ヤナギバトシロウ (室井慎次)
     田中麗奈 タナカレナ (小原久美子)
     哀川翔 アイカワショウ (工藤敬一)
     八嶋智人 (灰島秀樹)
     筧利夫 カケイトシオ (新城賢太郎)

○「逃亡者 木島丈一郎」

ポニーキャニオン
交渉人 真下正義 プレミアム・エディション (初回限定生産)


「交渉人 真下正義」のスペシャル・ディスクに収録されていますが、どういうわけかWikipediaに解説がありましたのでそちらにリンクしました。


中身は「交渉人~」につながる小ネタをチラチラ挟みつつ、木島丈一郎という刑事の人物像を中心に、証人保護の過程を通して孤独な少年と心を通わせていく様を描いたハートウォーミングなドラマです。


少年とのやりとりは間が良かったです。
木島がタバコを吸うと、服で鼻と口を押さえてゴホゴホ。
「わかったよ」
しぶしぶタバコを消す木島。
真面目な説教をしていて、ついついタバコに火を点けては、ゴホゴホで消す。
「わかった、ルールを決めよう。これからタバコを吸うときはちゃんと『タバコ吸っていいですか』って訊くから、な?」
「タバコ吸っていいですか」
「やだ」
木島の姑息な誘導も歯が立ちません(笑)


まぁ色々組織とか陰謀とか絡んできて、証人を連れて逃げる木島なのですが、そこをちゃんと描きつつも木島と少年の関わり合いを印象付けることができてるのが上手いと思います。


家庭では親の愛情に飢え、友達も少ない少年の姿に自分を重ねる木島。
親の愛情に飢えている故に周囲に打ち解けることができない孤独な心を、木島は誰より理解できる存在でした。


乱暴でガラが悪そうだけど、根は暖かくて優しさに溢れる木島丈一郎というキャラクターがとてもキュートで魅力的です。


逃亡者 木島丈一郎 - Wikipedia


監 督 : 波多野貴文(映画『踊る大捜査線』『交渉人 真下正義』助監督)
脚 本 : 十川誠志(『交渉人 真下正義』脚本)
出 演 : 木島 丈一郎(警視庁刑事部捜査一課 特殊犯捜査一係(SIT)係長 警視・寺島進)
     稲垣 憲次(警視庁刑事部捜査一課 強行犯捜査(三-十)係 管理官 警視・段田安則)
     爆発物処理班班長(警視庁警備部特科車両隊爆発物処理班長 警部・松重豊)
     矢野 君一(東京トランスポーテーションレールウェイ(TTR)広報主任・石井正則)
     吉村 遼(立てこもり事件の人質・篠田拓馬)
     鵜飼 美津子(東京都渋谷区笹塚 小料理「笹美」女将・森口瑤子)
     真下 正義(警視庁刑事部捜査一課付 (交渉人) 警視・ユースケ・サンタマリア)※
     倉橋 大助(警視庁刑事部捜査一課付(交渉人補)警部補・ムロツヨシ)※
     浅尾 裕太(警視庁刑事部捜査一課 特殊犯捜査一係(SIT)警部)・東根作寿英)
     山城(木島の先輩刑事 現在は青森で農家を営む・梅宮辰夫)
     町屋 忠正(警視庁刑事部 部長 警視長・辻萬長)※
     坂村 正之(警視庁警務部 監察官室 警視正・升毅)

○「デッド・ゾーン」

ジェネオン エンタテインメント
デッドゾーン デラックス版


はぁ。
また延滞料払ってしまった…(;_;
こっちに越してきて2回目。
もういい加減延滞料払いまくるクセどうにかしようと思ってるんですが、気が向いた時に借りるから返却日を忘れてしまうんですね。
もうこの際借りる曜日を決めちゃおうかな。


さて、延滞料の話はともかく、この「デッドゾーン」です。

僕は最後の一悶着あたりは覚えていたので、TVか何かで見たことがあったかもしれません。
でも内容をほとんど覚えていなかったので、かなり昔に見たんだと思います。


クリストファー・ウォーケン扮するジョニーは小学校の教師。
同僚で恋人のサラとともに幸福な日々を過ごしていたが、ある夜、サラを家に送った後車で帰る途中に事故に遭ってしまう。
ジョニーは奇跡的に一命を取り留めるが、彼が昏睡状態から目覚めたのは事故から5年後。
周囲はすっかり変わってしまっていた。
殊にサラが結婚して子供までもうけていたことにジョニーは傷つく。
何しろ彼にはサラと昨日まで恋人同士だったも同然なのだから。
呆然として過ごしていると、看護婦の手に触れた時、突然火災のビジョンがジョニーの目に映る。
燃える部屋の中で少女が悲鳴をあげている。
その少女は看護婦の娘で、火災は実際に起こっていた。
ジョニーには驚くべきことに予知能力が備わっていたのだ…。


この作品はやはり何といってもクリストファー・ウォーケンというキャスティングの妙に尽きます。
出てきた時から「普通の小学校教師」には全然見えません(笑
存在自体に猟奇の匂いが漂うウォーケン様に導かれるように平和な町で連続殺人事件が起こり、その解決に協力したりもします。
見た目どおりの超能力ですから、人々が恐れないはずはありません!
ウォーケン様が苦しみに顔を歪める度に、猟奇のかほりが画面から滲み出てくるようです。
原作者スティーブン・キングが絶賛したというのも無理からぬことでしょう。


ストーリーのことを申しますと、僕は後半の展開がもう一つ気に入りません。
それはつまり、ハリウッド映画の悪癖「無闇に話を大きくしすぎる」です。
最後の展開が唐突すぎて、それまでの展開が雰囲気たっぷりに進んだ割には、困ったときの最終手段的な展開に持っていってしまったのがもったいないです。


せめて一般論としての正義より、サラへの愛情に持っていった方が良かったんじゃないかなぁ…?


デッドゾーン - goo映画


原 題 : The Dead Zone
製作年 : 1983年
製作国 : カナダ
配 給 : ユーロスペース
監 督 : David Cronenberg デイヴィッド・クローネンバーグ
原 作 : Stephen King スティーヴン・キング
脚 色 : Jeffrey Boam ジェフリー・ボーム
出 演 : Christopher Walken クリストファー・ウォーケン (Johnny Smith)
     Brooke Adams ブルック・アダムス (Sarah Bracknell)
     Tom Skerritt トム・スケリット (Sheriff Bannerman)
     Hebert Lom ハーバート・ロム (Sam Weizak)
     Anthony Zerbe アンソニー・ザーブ (Roger)